突然の出来事だったため、休校当初の学習は完全に家庭に任せるような形で、宿題等もほぼ決まっておらず、2週間ほどが過ぎていきました。
その後、少しずつ学校からの指示も家庭に届くようになり、休校期間の後半はオンライン上の映像などを見て学習できました。
また、1日の流れも学校から配布されそれに沿って家庭学習するようになりました。
先日の新聞記事によると、学習の遅れを改善するためには2割を家庭学習で対応可能というものでした。
これについて我が家ではどのように取り組んでいけるかを、自粛期間中の学習などを参考に考えてみました。
2割を自宅で補うことについて
文科省と教科書会社での協議の結果、学校で行わなければならないものと、感想や授業内容をノートにまとめるという家庭でもできるものに分けた結果、2割は家庭に持ち込んで学習が可能という結果になったそうです。
授業参観などで見ていると、最後に自分の意見を書く紙が配られて、そこに記入したあと、周りの友達と意見交換をするという授業の流れが見られます。
この最後の部分を自宅で書いてくるということですが、これは確かに自宅でも可能かと思われます。
でも、学習後すぐに思ったことを書くのと、自宅に帰ってから書くのでは、だいぶ変わってきてしまうのではないかとも思います。
特に子供は、次の授業や休み時間を過ごすことによってどんどん記憶がアップデートされてしまうので、学習した内容の鮮度が落ちてしまうのではという心配もあります。
また家庭に持ち込むことによって、やってくる子とやってこない子の差も生じてしまうと思われます。
とはいえ、この3か月間での学習の遅れを取り戻すためには、このような方法を取り入れるほかないのかもしれません。
学校と家庭学習と塾や習い事との両立
新型コロナウイルスによる3か月間の休校、そして約1か月の分散登校等を経て、今ようやく通常時間割となりました。
塾や習い事も通常通り始まり、そんな中での家庭学習で、今までの遅れを取り戻すための2割の負担。
実際息子は高学年のため、習い事と学校や塾の宿題と、放課後は時間に追われてしまいます。
16時ごろに学校から帰宅しますが、そこから1時間は友達と遊んでいます。
そこから学校の宿題を急いでやって、習い事や塾へというスケジュールです。
帰宅後は、夜ご飯を食べてお風呂に入り就寝という流れなので、ゆっくりする時間というものがあまりないようにも思えます。
また習い事や塾からの課題もあるため、これにさらに授業でやることを家庭でとなると正直できるのか。
またできたとしてもゆっくり考えるという時間はなく、パパっととりあえず書いて提出するということになってしまうのではないかなと思います。
今は土日等を利用して平日に取り組めなかったものはまとめてやるようにしていますが、実際親の負担も大変です。
休校期間中に始めた学習
休校期間中に新たに始めた学習は、東進のオンライン小学生講座です。
学校からの1日の流れなどがまだ決まっていなかった頃、家庭学習といえども何をやっていいものか模索しているとき、この東進の無料講座を知って始めました。
高学年は、だいたい学校の授業と同じ45分程度で1講座が終わりますので、無理なく続けています。
また、中学3年生まで無料で受講できるということなので、このまま続けていこうと思っています。
東進の内容は大変わかりやすく、大人が見ていても面白い授業です。
つい画面に向かって先生に話しかけてしまうような授業の流れで、あっという間に1講座が終了します。
また学校での授業の進度が少し遅れていることもあり、東進の講座が少しだけ先取りになっているため、学校で習う際にも東進を始める前よりも理解しやすくなったと子供は言っています。
先日の学級懇談会での家庭学習について
先日、コロナ休校明けに懇談会がありました。
そこでは主に家庭学習と子供たちの心について、またゲーム依存についての内容でした。
その際、家庭学習についてのお話の中で私が想像していたものと少し違っていた部分があったので、こちらにも残しておきたいと思います。
遅れを取り戻すために2割を家庭学習でという内容からも、今後家庭学習が増えていくのかなと思っていました。
ですが、今回の懇談会では少し宿題を減らして、宿題ではない家庭学習に費やす徐々に増やしていくという内容でした。
大人だと学校で学習する分を自宅で代わりに学習するという考えができると思います。
ところが、子供たちにアンケートをとった結果、「大量の宿題に追われた。
すごくつらかった」と受け止めていたそうです。
そのため、できる限り授業内容は学校で終わらせていくようにして、家庭での学習を徐々に増やしていきますのでご協力くださいということでした。
この話からも、遅れた分を家庭学習でという部分は少し難しいのかな?と思うところでした。
さいごに
誰もが経験したことのない状況下で、あまり無理をせずできることはやるというように、ストレスをためずに進めていくことが大切なのではと思いました。
3か月という休校期間は、私たち大人であっても今まで経験したことのない事態です。
子供たちに負担がかからないように成長を見守っていきたいです。